新任マネージャーのためのビジネススクール

新しくマネージャーになった方、マネージャーを目指している方、一緒にビジネスを学んでいきましょう

他人の人生では無く、自分の人生を生きる『頭に来てもアホとは戦うな!』

 

 

今日はこの本を紹介します

タイトルからも分かる通り「あなたの周囲にいるアホとは争うな」という本です

実はこの本は下記のような構成になっています

命題:自分の人生の主役は自分である
手法1:自分の周りにいる人にはできるだけ頼りなさい
手法2:自分を邪魔する人は相手にしないようにしなさい

 
 このようにタイトルは筆者が本当に言いたいことをするためのテクニックだということです

構成を見ると「7つの習慣/スティーブン・コビー著」や「人を動かす/デール・カーネギー著」と通ずるものがあります(実際にカーネギーの引用は本書の中に登場します)

それでは詳細を見ていきましょう

前述の通りこの本は「自分の人生の主役は自分である」がテーマです

「自分の人生の目的は何か?」「その目的を最優先にして後悔の無い人生を送って欲しい」「自分のために(自分が最もイキイキできるように)日々を過ごして欲しい」というメッセージが込められています

そのための手法が前述の2つになります


手法1:自分の周りにいる人にはできるだけ頼りなさい

人にお願いをすることが苦手な人は意外と多いものです
自分が相手に貢献をしていないのに自分が恩恵を受けるというのが気持ち悪いのでしょう

この本では「意地を張らずに人や組織に頼った方が良い」と言っています
自分ひとりで解決できることは多くは無いのだから遠慮なく人の助けを借り、助けを恩義に感じたのであればいつか返してあげれば良い、ということなのだと思います

なお人に頼る小技として「困った顔をすると周りは助けてくれる」という記述も紹介されています


手法2:自分を邪魔する人は相手にしないようにしなさい

この本のタイトルパートです

アホを相手にすると自分自身の時間や精神的健康を蝕んでいくことになります

対応策がいくつか書かれていますがまとめると下記になると思います

①そもそも付き合わない
交友関係は自分のプラスになる人とだけにして、自分にとってためにならない人とは付き合わないのが一番重要です

②ターゲットにされない行動をする
「男の嫉妬ほど怖いものはない」と記載があります。男女の違いは分かりませんが、相手に花を持たせてあげたり、自分の方が偉くても謙虚な姿勢で相手に接したりすることで敵を作らないようにすることが必要です

③絡まれたら負けたフリ
どんなに気を付けていてもアホにターゲットにされてしまうことはあります。その場合は真っ向から立ち向かうのではなく「あなたの勝ち」と認めてしまい、相手の留飲を下げるのが得策です。戦って相手を打ち負かしても、怒りを増強させて再度戦いを挑まれてしまうことにも成りかねません

④冷静に分析をする
アホに付きまとわれて怒りがこみあげてきても、その怒りを吐き出すのではなく冷静に今の状態が起こっている要因を分析すると良いです。カーネギーも「盗人にも五分の理を認めよ」とあるように、相手には相手の理屈があり、理解ができれば怒りが収まるかもしれません

⑤逆に話しかける
苦手な人や嫌いな人には話しかけたくないものですが、逆に話しかけることで状況を打開できることもあります。相手にされている仕打ちを、別の人からの仕打ちのように本人に相談をするのです。「私はこういうことをされて困っているのですがどうすれば良いでしょうか?」と


この本のテクニックは本当にごく一部の例なのだと思います。本当に伝えたいのは冒頭の通り「自分の人生の主役は自分である」です

最近理不尽な絡みをされたことはありませんか?そのときあなたはどうしましたか?